子育て

もし子供が甘えてきたら受け止めてあげると意外にも自立心が育つ?

子供の甘えって、時にはどうするのが正解かわからなくなることがありますよね。

今回は、どうするのが正解なのかを確認していきましょう。

子供の甘え、どう対応するのがいい?

小学校の低学年ともなると普段、自分で出来ることでも急に甘えだして、

出来ないっ!」や

やって〜」と言ってくる事があります。

親としては「甘えてないで自分でやりなさいっ!

とビシッと言うのが子供のため。

そう思う反面、忙しい朝など「もうこの子ったら」と、つい手伝ってしまう事ありますよね?

だから実際、親としてもどっちが正解がわからなくなる瞬間があります。

しかし、子供が求めてもいないのに先回りして世話を焼いてしまうのは、甘やかし

というもので成長を妨げてしまいますが、

日頃、子供も不安やストレスを抱えていて、その反動が親に「甘える

という形になって表れている場合は、その甘えを受け止めてあげたほうが子供も安心する事ができ、

この先、心が自立するのにとても大事な3つの心が育つと言われています。

自立心が育つ3つの心

ポイント

自信

意欲

協調性

子供が大人になるために大きく育って欲しい心と言えます。

それでは、順に解説していきましょう。

自信と意欲

親に受け入れてもらえると自分はこれで良いんだという自己肯定感が自信につながります。

その自信が一人で困難に立ち向かう意欲にもなり、何事にも挑戦できる心が育ちます。

学校は、基本的に勉強も体育も出来ない事を出来るように頑張る毎日ですよね?

学年が上がるにつれ、少しずつ難易度が高くなる勉強や体育の授業。

そうした挑戦の日々に、親に受け入れてもらった自信と立ち向かう意欲を持って、

毎日の学校生活を送れるかどうか。

この差はとても大きいはずです。

協調性

自分が誰かに受け入れられると他人に対しても受け入れるゆとりが生まれ協調性が育ちます。

この協調性は我慢して周りの人に合わせる、

という意味ではなく、人の気持ちがわかり人と協力できる力の事です。

大人の社会でも言える事ですが、人に対して否定的なことを言う人より、

悪口を言わない人の方が周りに人が集まるし、

結果的に楽しい日々を過ごしていますよね。

人に対して感謝の心を持てるのも協調性があるからこそ。

この協調性は学校生活を過ごす上でとっても育てたい心の1つです。

勉強の点数より大事?非認知能力とは

自立する心はこうした土台の上で育つ」とは、子育てカウンセラーの言葉。

心の成長は勉強の成績みたいに数字化できずに見えにくい能力で、非認知能力と言われています。

自分で決めた目標に向かって頑張り抜く力や

他人とのコミュニケーション能力。

失敗してもくじけない強さなど。

学力以外の能力で、とても大事だと言われています。

これらの能力を伸ばしてあげるために、

まずは子供の甘えを受け入れて、

自分はこれで良いんだと言う自己肯定感をつけさせてあげるのが大事になってきます。

子供の性格によって違う甘え方!

しかしながら子供の性格や甘え方によっては対応も違ってくるようです。

常に甘えてくるダンナの事はひとまず放っておいて、

タイプ別にどんな接し方がいいのか確認しておきましょう。

タイプ1 甘え上手

ポイント

学校などで嫌なことがあったりしたら、ベタベタまとわりついたり一緒に寝ようと甘える事がある。

宿題などわからない事があると教えてと聞いてくる。

このタイプは甘え上手で、

不安な時は甘えることにより元気を取り戻す

自己回復力を持っているので、急に甘えだしても心配せずに甘えさせて大丈夫です。

タイプ2 少し甘え下手

ポイント

素直にわかったなどは言わず、忙しい時に限ってかまってもらいたがり、ママのバカなど反抗的なことを言う。

そして親に甘えず先生や祖母などに甘えがち。

このタイプは少し甘えるのが苦手で、

心のままに甘えることが出来ず、不安が長引いたりエスカレートしたりします。

反抗的な言葉は本心から言っているのではないのでやめさせてかまいません。

叱られて泣いて発散した後に甘えたかった理由を話すこともあるので、そこで聞いてあげるのが良いそうです。

タイプ3 かなり甘え下手

ポイント

友達、兄弟に乱暴したり物に当たったりしたり、爪噛みや指しゃぶり集中力が無く寝つきが悪いことが多い

このタイプは、かなりの甘え下手。

甘え方がわからずにストレスがたまって落ち着きがなくなっているようです。

叱るよりも緊張を緩めるような対応の方が効果的なことも。

乱暴に振る舞っている時は言葉よりも抱きしめてみるのもいいそうです。

ギュッと抱きしめられながらジタバタ泣くのもストレス発散になるそう。

時々、ここにおいでと膝の上に乗せてあげ、

甘えを上手にさせてあげるのも良いとのこと。

また、ささいなことで泣いたり、嗅覚や触覚が敏感になっていたらストレスを内に溜め、

かなり我慢しているかもしれません。

本音を言いやすいように、親の失敗を笑い話にしたり、時にはハメを外すなどして、

大人が距離を縮める工夫が必要かもしれません。

甘えさせ方の工夫

しかし、難しいのがどれだけ子供の甘えを受け入れるかという点。

宿題など今までちゃんと出来ていたのに、

出来ないと言われると、どこまで手伝えばいいのやらと思ってしまいますよね。

基本的には子と親、少し手伝ってあげるなど両方が納得するポイントで折り合いをつける関わり方が良いそうですが、

大事なポイントは、子供は勉強がめんどくさくて「出来ない」と言っている訳ではないと言う点。

不安やストレスで親に対して甘えているので、その気持ちが晴れるまで付き合ってあげるのが大事だと思います。

また、急に学校行きたくないと言われると親としても焦ってしまいますよね。

しかし、子供は本心でそう言っているのではなく、大変さをわかってほしいがゆえ、

というパターンも多いようです。

子供の気持ちに寄り添い共感しながら話を聞いてあげるうちにだんだん元気を取り戻すことも。

子供が求めるまで甘えさせない

子供が求めてもいないのに手を出しすぎる、いわゆる過保護に育ててしまうと、

大きくなっても自分で何も出来ない子になってしまいます。

人にやってもらって当たり前。

子供がこの考え方になってしまうと、

何をするにしても他人任せのずっと受け身の人生になってしまいます。

本当の自立とは、自分で自分の人生を楽しめるようになること。

子供が求めるまで甘えさせるのは控えた方がいいようです。

まとめ

子供が急に甘えだすのにはそれなりの理由があるというのがわかりました。

親としては、いつも出来ていたことも出来ないと言われると忙しさも相まって、

ついイラッとしてしまいますよね。

しかし、教育で広く使われているアドラー心理学では、

子供の行動すべてには目的がある」と言われています。

子供がなぜ甘えてくるのか?

じっくり観察し甘えを受け入れ、不安やストレスを取り除いてあげる事が、

子供の成長のために大事なことでしょう。

  • この記事を書いた人

しげる

WEBライター&専業ブロガー、ブログ歴4年以上の40代。 Yahooに掲載されている大手メディア2社で毎日記事を執筆! その知見を活かして日常においても「人の役に立つ情報」を提供している。 一男一女の子育て中で東京在住。

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