今の職場を辞めて転職し新しい会社で心機一転、頑張ろう。
あの理不尽な上司や会社の待遇の悪さ、その他もろもろのストレスからやっと解放される。
「次の職場ではあんなヤツはきっといないはず」
そして次の会社こそ、
★働く環境がとても素晴らしくあってほしい
★出来れば次の会社で定年を迎えたい。
せっかく会社を変えるならそう願うのが自然ですよね。
しかし転職後のストレスで多い2つが、
注意ポイント
- 入社してみたら待遇面や希望の職務ではなかった
- 人間関係がとてもストレスに感じる
との答えが多かったというアンケート結果が出ているそうです。
せっかく転職したのに次の職場でも同じようなストレスがあったら、たまったものではありません。
ただ私の何度かの転職の経験上、「お前は人として間違っている」と思うようなヤツはどこの会社でもいたし、
自分とは一生合わないだろうなと思ってしまう人種の人たちも必ずいます。
そんな人達と一緒に仕事をしなければならないのですから、結論どこに転職しようがストレスはつきものなのかもしれません。
人間関係の問題も、「どこの会社でもこんなことあるよね」と理解してしまえば、
それだけでストレスは減るというもの。
それと、働く環境は自分が重要視している待遇などの事を面接で細かく聞けばある程度わかります。
しかし会社にとって聞かれたくないことを聞かれた場合、上手くごまかそうとするのが面接官でもあります。
「自分にも聞かれたくない過去がある!」
だからお互い様だよねと割り切れればいいですが、
入社してからでは手遅れになることも。
自分がその会社に何を望んでいるのか。
労働時間や休み?
給料?
仕事内容?
しっかりと自分の中で重要視することを明確に言葉にして、入社前にハッキリ答えさせましょう。
私の場合、面接時に有給休暇のことを聞いたら求人欄に記載されていた内容と違くて、
答えづらそうにはぐらかしていたので、
この会社は他にもまだ違っていることがありそうだなと感じたりもました。
「せっかく入社したのに・・・」とムダなストレスが増えないようにしっかりと確認しましょう。
では実際、転職したらどんなストレスがあるのか詳しく見てみましょう。
複雑な人間関係があった
会社ならいろんな人間関係があって当たり前ですよね。
みんながみんな仲良しという職場はなかなか無いのではないでしょうか。
たとえ仕事でも人間だからどうしても好き嫌いが出てしまうもの。
いわゆる課長や主任などの責任職の役職があればなおさらみんなの思いも多様化してくるはず。
仕事ができるイコール役職者ではない所が会社の難しいところでもあります。
「何であんなヤツが人の上に立ってるんだ!」
「責任者のくせに言ってることがおかしい!」
など、立場に上下が出てくるとどうしてもトラブルの元になってしまいます。
そして単純な好き嫌いも絡んでできた小さい派閥などもあるでしょう。
そうやって何年もドロドロと熟成された職場の人間関係は、入社してからでないと正直わかりません。
そこに転職組がポツンと放り込まれるわけですからたまったものではありません。
新しく入社した人のウワサはすぐ広まります。
余計なストレスを出さないためにもしばらくは目立たず騒がずで、
誰とでも元気に挨拶すれば当分は大丈夫でしょう。
年下でも職場では先輩という事を意識する
転職組のちょっと苦労するところは、職場に年下でも自分より職歴が長い人がいる点ではないでしょうか?
仕事では歳は関係ないと思っていても、「そのやり方はどうなの?」「人間的にまだ若いなぁ」と感じてしまい、
色々言ってしまいたくなるもの。
ただ、逆の立場になって考えると途中から入ってきた人にあれこれ言われるのは少し腹が立ちませんか?
たとえ正論だったとしても、「そんなことわかってるよ!」と反発したくなるはずです。
ここは少し我慢して、いずれ言える時が来ると先輩を立てるのが賢い選択だと思います。
人間関係を円満にする「さしすせそ」
一度は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
上司や目上の人を立てる時に使うこの「さしすせそ」
誰でも言われて悪い気がしないフレーズです。
転職先でこそ使う時がやってきました。
だれにでも自然に言えるように覚えておきましょう。
暗記しましょう!
- さ・さすがですね
- し・知らなかったです
- す・すごいですね
- せ・センスありますね
- そ・そうだったんですか
前の職場との仕事のやり方の違い
「前の会社ではもっと効率的にやっていたのに、なぜここはこんなに非効率なことをしているんだ。」
働いている人たちのほとんどが非効率だなと思っていても、変わらずに残っているムダな作業ってありますよね?
どの会社でもあると思います。
前職で当たり前にやっていた事が、新しい職場では時代に逆行しているかのような作業をしなければいけないストレス。
これもつい言ってしまいたくなるのですが、当の本人たちが一番ストレスを感じている可能性大です。
なので、転職してきたばかりの人間が指摘するのはあまり気分のいい事ではないでしょう。
「郷に入っては郷に従え」が賢い選択かもしれません。
しかし、こういう非効率なことを変革できるのって途中から来た人たちでもあるんですよね。
上手くやるコツは、水面下で賛同者を集めることでしょう。
「やっぱりみんなもそう思っていたよね!」
転職組が一人で変えようとしないで、皆を巻き込むのが一番いいと思います。
自分が優先したい労働条件は必ず確認しましょう。
先ほども言いましたが、前の職場でここが嫌で転職をしたことを、
自分の頭の中でしっかりと整理し、新しい職場でも同じようにならないようにしなければなりません。
基本、面接官は自分の会社の都合の悪い所は言いません。
残業時間1つとっても、繁忙期とヒマな時期とは違ってきます。
「色々聞いて面接官に悪い印象を与えたらどうしよう」
採用される側だから、当然そう思ってしまいますよね。
でも、聞かずに入社して「こんなはずじゃなかったのに・・」
では転職した意味が無くなってしまいます。
後悔しないためにも、聞きづらくても労働条件は確認しておきましょう。
さいごに
私が転職を重ねてきて思うのは結論、
- 嫌なヤツはどこにでもいる。
- どの会社も結構、ムダなことをやっている
という点でしょうか。
ただ、転職する際に特に気をつけた方がいいのは、
その会社の業界自体が衰退している職場。
私が以前勤めていた職場は徐々に下り坂を下っている、そんな感じの業界でした。
そういう会社は給料などの待遇面も悪いですし未来が見えてないわけですから、全体的に前向きな人がいません。
人間が廃れている人が多いという実感があります。
それでも会社にしがみついている訳ですから、人の成功を喜べる訳もありません。
人をひがみやすくなっている傾向にあると思います。
このように未来が見える会社か、それともある程度将来も安定しているか。
悪化する一方なのか。
そんな会社の状態が、働く社員の心に与える影響はとても大きいと思います。
なので、自分が転職した先の業界全体がどんな状況なのか。
それを広い視野で見てみるだけでも違ってくるのではないでしょうか?
完全にストレスなく仕事するのは難しいかもしれませんが、
色々な角度から会社を知ることでそこで働く人の傾向性もわかり、自分がどうすべきかもわかり、
ムダなストレスがかなり減るのではと思います。