子育て

保育園選びに迷ったらどんな育て方をする所が良いか、おばあちゃん先生に聞くべし。

数ある保育園の中から自分の子供を通わせたいと思える園を見つける。

簡単なようで意外と難しいのが、この保育園選び。

あなたも「結局どこが良いんだろう?」と迷っていませんか?

我が家の子供も計4箇所の保育園を通わせた経験から、園によってこんなにも違うのか?

と思うほど、それぞれに特色がありました。

 

広い園庭や大広間で運動会やバザー、お遊戯会ができる保育園。

46歳児になると4.5.6歳がごちゃ混ぜになる縦割り保育をする園。

ビルを間借りしてコンパクトに運営している保育園などがあり、

公立、私立、NPO法人、企業運営。

様々な運営形式があるから、園によっても考え方も育て方も違います。

だから、結局どこの保育園がいいの?

保護者は必ず悩みます。

「近所の人の評判が良いから」

「昔からあって馴染みがあるから」

「とりあえず、ここにしか入れなかった」

「家から登園しやすく駅からも近いから」

などなど、決める理由は様々です。

 

また保育園と子供の性格などの相性もあり、

入園する前にここが絶対正解とも言えないのが現実です。

実際、我が家はここしか入れなかったという保育園と、ここに入れたかったという保育園。

両方の保育園を経験し、

実際入ってみて「思ったより良かった

うーん、そこは納得出来ないな

など、実に様々な経験をしました。

 

入りたい園に入れず、しかたなく入った園の育て方にどうしても納得できず、

半年で転園した事もありました。

 

そんな私だからこそ、保育園選びで悩んでいる方達に伝えられる事があると思っています。

そして、現時点でも子供を保育園に通わせていて、

子供をどのように育てれば良いのか?

考えながら、幼児教育の本を何冊も読んで学んでいる最中でもあります。

その中で、92歳で未だ現役のおばあちゃん保育士の方の本が保育園選びに悩んだら

必ず役に立つはずと思い、その方の言葉をお借りしながら、

こんな育て方をする保育園が良いのではないか?

というのをお伝え出来ればと思います。

それではさっそくですが、

おばあちゃん先生が何十年もの間、何千人と子供を育てた経験から、

保育園時代に身につけて欲しい力は以下の点とのことで紹介します。

保育園時代に身に付けたい能力とは?

⭐︎集中力、熱中力

自分がやりたいと思う事に熱中しまくる事により、身につく集中力。

そして、何かに対して強いこだわりを持ち、何度も何度も同じ事をする時期のことを敏感期と言うそうです。

例えば、折り紙の折り方を学んだら飽きるまで折る。

そして飽きたらまた別の事に熱中する。

この敏感期に邪魔をせず好きなように打ち込ませてあげた子供は、大人になっても自分で決めた事に対して、

達成するまで高い集中力とエネルギーを発揮できるようになるそうです。

そういう環境作りが出来ている保育園があるといいと思います。

⭐︎自分の存在が大切、愛されていると思える力

毎日、保育園にお迎えに行くのでわかりますが、

保育士さんからその日の様子を話してくれない園はちょっと心配になります。

また、保育士さんの表情に余裕が無い、

子供がなついてない等も、一人一人を大切に接していないのではないかと感じてしまいます。

子供は愛されているという実感があればスクスクと真っ直ぐ成長するので、

そこも大切なポイントになるでしょう。

一つのクラスに大勢の人数がいると当然、目が行き届かない事があります。

もちろん、一概にはそうとも言えませんが、

経験から言えることは、昔かららある保育園なら大人数でも上手に対応出来ている

という印象があります。

⭐︎感謝できる力、人の気持ちを理解し協調できる力。

これは、様々な体験行事などが有ると安心しました。

農業体験や老人ホーム慰労、運動会の内容やお遊戯。

何かを体験させる事で気づかせる。

学ばせるイベントがある園は頼りになりました。

また、この能力は、友達とケンカしながらでも日々を過ごす中で伸びる能力です。

⭐︎自分の決めた事を最後までやり抜く力

気になる保育園のホームページなどに自主性などの単語が出ていたら、ひょっとしたら

この力を伸ばすために工夫をしている園かもしれません。

これから大きくなるにつれ、人に言われなきゃ自分で決められないし頑張れない、

というような人間になってしまったら困りもの。

その子の人生は結局、幸せを感じない不自由な人生になってしまいます。

なので、生きていく上でとても大切な力となります。

以上の力は、自転車に乗れたというような目に見えるような成長ではなく、

目に見えない能力である非認知能力と言われているものです。

この点を頭に入れて、実際にどこの保育園が良いか選んでいきましょう。

とはいえ、気になる保育園のホームページを見ただけでは正直わかりません。

実際に保育園に見学して、保育の様子を見たり、さりげなく先生に聞いてみるのもアリだと思います。

近所のクチコミを探すのも確かな情報源となるでしょう。

もちろん、「毎日、外で元気いっぱい遊んでほしい」ので広い園庭がある所がいい。

英語を学ぶ時間があればいいな

など、それぞれの家庭でさまざまな考え方があると思います。

大事なのは、保育園時代に伸ばすべき能力を親が理解しているという点です。

まずは夫婦でここに預けたいと思える所が見つかれば、

安心して預けられるので気持ちも楽になると思います。

実際に通わせてみて、「何か違う」と思えば転園という選択肢もありだと思います。

今まで通わせていた保育園でも毎年、何人か入ってくる子もいますし、

最近では特に珍しい事ではないです。

逆に無理して通わせて、「行きたくない」と

泣かれるよりはいいと全然良いと思いますよ。

繰り返しになりますが、子供と保育園の相性もありますので、柔軟な考え方が良いと思います。

保育園で足りないと感じれば、家庭で身につける工夫をする

先ほどお伝えした、保育園時代に身につけて欲しい力ですが、もちろん他にも体力や知力など、

もっと伸ばしたいと思う事もあるでしょう。

繰り返しになりますが大事になってくるのは、

親である私たちが子供の伸ばして欲しい能力を分かっているという点。

子供が成長し、「体力だけはある」や「勉強はできるけど、それ以外が」というような、

偏った成長の仕方にならないためにも、まずはしっかりと心の土台を作ること。

そこが重要です。

さいごに

毎日、長い時間を過ごす保育園。

できれば、子供が毎日行くのが楽しいと思える園が理想です。

なぜなら、その気持ちになっているということは、

子供がスクスクと成長しているという何よりの証拠だからです。

私たち親が心から預けて良かったと納得できて、子供も楽しんで登園する。

そんな保育園が見つかるといいですね。

 

※参考にした本

大川繁子 「子供はもっと自由に生きられる

作者はなんと92才で今だに現役の保育士として現場で子供の面倒を見ている方です。

特筆すべきはその保育園の教育方針。

朝、登園してから親がお迎えに来るまで、

やる事を一切決めず子供の好きなように過ごさせること。

しかも、お昼ご飯もバイキング形式になっていて好きな物を好きなだけ食べてもいいし、

全く食べずにずっと遊んでても叱らないというから驚きです。

ただ、完全放置の保育園かというとそんな訳ではなく、

教育方針の根底にはアドラー心理学とモンテッソーリ教育を取り入れていて、

子供にも人格があり、自分に関することは自分が決める権利がある。

大人は決めるための材料を子供に与えてあげる事だけ。

との考えのもと、1歳児から少しずつ自分で選ぶ練習をさせるそうです。

それぞれの子たちが大きく成長する時期を邪魔せずに伸ばすことに重きを置き、

自由に生きる力と責任があれば、どんな子もどんな世の中であろうとも幸せに生きられる。

何十年もその教育方針でやっていて実績もあるから評判が評判を呼び、

遠方からはるばる引っ越してきてまで

この保育園に入りたい」という強者もいるんだとか。

いわゆる世間で言う「スゴイ人」に育てる保育ではなく子供一人一人が、

それぞれ持っている能力や力をめいっぱい発揮するための保育を目指しているそう。

自分しかない花を見つけてあげて、

自分で咲かせられるようサポートする

この本の大川先生の話を読むうちに、

そうだったのか、もっと早くこの本の存在を知りたかったなと、悔やみましたね。

本の最後には全国の親が悩んでいるであろうお悩み相談コーナーもあり、

何度も何度も読み返してしまいました。

読んでいくうちに、「これでいいのだろうか」とモヤモヤしていた子育ても、答えが見つかるはずですよ。

保育の現場に60年立ち、何度も失敗も繰り返し子供の成長にとってどんな教育がいいのか必死に学び、

今の教育方針を見つけた大川先生の話はとても参考になります。

読み終わったら、我が子を今までとは全く違う視点で見れること必至です。

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  • この記事を書いた人

しげる

WEBライター&専業ブロガー、ブログ歴4年以上の40代。 Yahooに掲載されている大手メディア2社で毎日記事を執筆! その知見を活かして日常においても「人の役に立つ情報」を提供している。 一男一女の子育て中で東京在住。

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