いかに勉強が楽しいものかと思わせるのがコツ
ちょっと宿題をやるだけなのに、
よそ見をしたりダラダラしてしまったりで
なかなか終わらない。
「なんでこの子は集中できないんだろう」
親ならば一度はそう悩んだ事がある、
という方も多いのではないでしょうか?
子供って、遊びやゲーム、動画を見てる時は驚くほど集中しているのに、
勉強となると途端に集中力が欠けてしまうのは何故なのでしょう。
理由は様々あると思いますが、
ポイント
- そもそも勉強がつまらない
- 他に気になる事がある
- わからない所があるからやりたくない
- 1人だとやる気が続かない
などなど。
やる気が無い時は、勉強に楽しさを感じていないことも。
「そんなに長い時間やる訳じゃないんだから、遊びと同じようにガッと集中してやってくれないかな。」
常日頃、そう感じてしまいます。
勉強をやらずダラダラしている我が子を見ているとだんだんイライラしてしまい、
強い口調で叱ってしまうことも。
ですが、叱ったとしてもこちらが期待してるほどの効果は無い場合がほとんど。
ましてや、叱りすぎて逆に反発されてしまい
「勉強=嫌なこと」のイメージが付いてしまい、やる気にさせるのにひと苦労することも。
毎回、グズる子供と口論になるのも面倒な話ですよね。
出来れば子供には自ら集中して勉強してくれるようになってほしい。
まだまだ未熟な子を持つ親として「勉強に集中してもらいたい」と言うのは、
最も大きな悩みの一つと言ってもいいのかもしれません。
しかし、子供が勉強を楽しいと感じる様にサポートしてあげれば、
驚くほど集中してやってくれるもの。
子供は潜在的に出来ない事を出来る様になるのがうれしいはずですし、
出来た喜びをパパママと共有できるのが大好きなのですから。
なので実際、工夫次第でやる気にさせるのは
そんなに難しい事ではないのかもしれません。
一方で、普段から勉強を集中してやらない我が子を頭ごなしに叱って、
勉強に対して苦手意識が付いてしまった。
という家庭もあるようですし、
親のちょっとした工夫で、子供のやる気スイッチが入るのであれば、
それに越したことはありません。
子どものやる気がでない気持ちも理解する
我が家の場合も、宿題をやらなければいけない長男がYouTubeや
ニンテンドースイッチをなかなかやめずに、
何度も何度も「早く宿題やりなさい」と、急かして叱りつけた事がありました。
夕方に学校から帰ってきて、お風呂や夕食というルーティンをこなしていたら、
寝るまでの時間はどうしたって限られてしまいます。
子供だって学校に行けば何時間も勉強しなければなりませんし、
このコロナ禍で校庭遊びなども限られているなど、
我慢している事が多いのはわかっているつもりです。
だから、家に帰ってきたら好きなことをして息抜きしたい気持ちはとてもよくわかります。
それが悪い訳ではなく、やらなければいけない事をこなしてから好きな事をして欲しい、
と言うのが私たち親の思いですよね?
親の私たちでさえ、パートナーに、
「帰ってきたら、これとこれやっといて」と言われたら、ちょっと面倒に感じてしまいます。
「とりあえず1日頑張ってきたんだから、まずは好きなことさせてくれない?」
というのが大人でも子供でも普通の感覚だと思います。
まだ未熟な子供なら、強制されたら大人以上に嫌な気持ちになるでしょう。
だからこそ、楽しいと思える様に親が工夫してサポートしなければなりません。
どうせやらなければいけない事ならば、親子共々、
楽しんでやった方が気持ちもグッと楽になるというもの。
では、そんなやる気スイッチが入らない子供たちを子育ての先輩達は
どうサポートしてきたのでしょうか?
ここで紹介していきたいと思います。
子供のやる気爆上げサポート術
子供が前向きに勉強するために必要なことは、自分から取り組みたくなること。
スピードを意識させる
スマホのストップウォッチ機能を使い、
「何分で何問解けるかな?」
とゲーム感覚でやってみると、達成感に得られて楽しめるようです。
クイズ形式で出題
通常の勉強とは少し変えて、親が3択クイズ形式で出題するのも良いそう。
選択肢の中で子供が思わず笑ってしまう珍回答を混ぜていれば、
笑いながら勉強できてとても効果的です。
他のことが気になっている時のサポート術
いっその事、ゲームや動画など気になる事を先に解決してスッキリさせる。
ただし、しっかりと見終わったらやるとか、勉強を始める時間を決めさせていく。
その方が、気になる事がなるなり集中しやすくなります。
勉強するハードルを下げる
「一問だけやろう」
「1分だけやろう」
など、勉強に重い気持ちになっているハードルをさげると取り組みやすくなります。
頑張った努力を褒めてあげると、さらに延長して勉強してくれる可能性が高くなります。
得意な教科から始める
例えば、漢字であれば好きなアニメの登場人物の名前はどう書くのかクイズ形式で始める
など、子供の興味のある事と結び付けて取り組み始めるとスムーズに集中してくれます。
勉強が楽しくなるのは成功体験
問題がわからなくて理解できないと一気にやる気が低下してしまうもの。
それを放っておくとさらに事態は悪化してしまいます。
そうならないためにも親の手助けが必要です。
問題文を声に出して読む
音読はやる気スイッチを入れるのに効果的なよう。
子供が読むのを聞いてあげたり親が読んであげたりと、取り掛かりのきっかけに使うのもアリ。
親も一緒に問題を解くのも、子供にとっては楽しく感じるものです。
その方が、親にとっても教えやすくなるので
理解しやすくなります。
わからなければヒントを出してあげる
「勉強=楽しい」
となるために必要なことは、自分で解き切るよりも成功体験だそう。
わからないのにずっと考えさせるよりも、
ヒントを出して「わかった」と体験させる方が良いそうです。
子供と一緒に勉強する
親の勉強する姿は、子供にとって良い刺激になるようです。
本を読みながら大げさに「なるほど」など
言葉にしてあげれば、連帯感が生まれてきます。
大事なことは子供目線に立つ事
時間に余裕がない時など、
つい、「勉強しなさい」と頭ごなしに言ってしまいがちになりますが、
大事なのは子供と同じ目線になること。
普段から子供の興味のある事に関心を持ち、
一緒に体験してあげる事で、仲間意識が芽生え信頼感が出来上がるそうです。
そうする事になり、勉強する上でも親子関係も変わり、取り組みやすくなるそうです。
まとめ
子供が好きな事に熱中するのが悪い訳ではありません。
何かに熱中できる、集中して取り組める力は子供時代に養われるんだとか。
実際、数ある教育本の中でも子供時代に好きな事に没頭して取り組む力を伸ばすべき、
と書かれています。
その力が大人になった時、本当にやりたい事が出来たときに役に立つと。
それを踏まえた上で、
まだ自制が効かない子供に好きな事だけに夢中にならない様に
サポートするというのが親の役目なのではないか。
そう、子育てをしていて実感しています。
まだまだ、勉強する意味を説明してもわからない年頃だからこそ、
苦手意識を持たせず楽しんでやってもらう工夫が大事ですね。