保育園って意外と種類があるの知ってました?
わが子二人は今まで計4つの保育園に通わせていましたが、正直あまり違いが分かっていませんでした。
なんか保育園によって違うな~って思っていた程度であまり気にしていなかったのですが、職場の人と話す中で、公立保育園は保育士さんの他の園への異動が突然発表されるから子供たちがめちゃめちゃ泣くんですよっていう話を聞いた事がありました。
ウチの保育園はそういうの聞いたことがないなと思っていたのですが、保育園と関わる事が多くなるにつれ、あの先生のこと子供が好きだから、ひょっとして異動しちゃったらどうしようと思い、いろいろと調べていたら保育園って様々な運営団体が保育園を設立していたのがわかりました。
それでは詳しく見ていきましょう!
公立保育園とは?どんな特徴がある?
各市区町村が運営をしています。
ここで働く保育士さんは地方公務員扱いで、給料も年数によって上がっていきますし、もちろん待遇も私立よりいいです。保育士免許と公務員試験をパスしていないと公立保育園では働けません。
とても安定しているので長く保育士として働いている方が多いのですが、先ほども言ったように子供や親に人気のあった先生が他の公立保育園に異動することがあります。
3月末にならないと異動することを公表できないそうで進級や卒園と同時にいなくなってしまい寂しい思いをすることがあります。
公立小学校や中学校のように私立ほどの特色をもった保育園はありません。
なので、何かに力をいれているという園がありません。割とまんべんなくといった感じです。
市区町村が運営していることもあり、施設や園庭などが広い所が多いです。
公務員であるので安定していて長く務めるベテランの先生が多く、異動もあるので精神的にゆとりのある保育士さんが多い。
私立保育園はどんな特徴がある?
意外に知らなかったことですが、戦後最初に誕生した保育園は私立だったそうです。
全国的にも私立保育園の方が多くあり、地域に私立保育園だけでは足りないと判断した場合に市区町村が公立保育園を作ってきた歴史があります。
私立だけあって園によって様々な特色があります。
私の子供2人も、通わせていた4つの保育園すべて私立でしたがそれぞれに個性があって面白かったです。
いま、下の子が通っている保育園なんて年齢でクラスを分けないのが特徴で、3歳から6歳まで計8人を1つのグループにしてずっと過ごさせるんです。だからごちゃまぜ状態なんですよ。そんなとこあるんだ?って感じですが、
昔からある保育園でその教育方針が好評なのか、地域での倍率ナンバーワンの人気保育園なんです。面白いですよね。
私立保育園は特色がある分、バックや園服など入園前に買い揃えないといけないところがあり公立よりお金がかかる場合があります。
そして、私立は大きく分けて運営団体が3つあります。
社会福祉法人
こちらが1番多い運営団体になります。
老人ホームや障害者施設などもこちらに含まれ、非営利目的の福祉サービスを提供する目的で作られています。
経営資金は、寄付金か補助金です。
何十年も前から地域に根ざしている保育園が多いので、親子共々同じ保育園でお世話になったというような家庭も珍しくありません。
ウチの子が通っていた保育園では老人ホームの方や地域の商店の人が集まり餅つきイベントや、たくさんの商店街のお店を招き園庭でバザーなどがあり地域一体といった感じでした。
NPO法人
ん?なに?ボランティア団体じゃないの?っていうイメージですよね。
ここ何年か前にできたNPO法というのがあるのですが、非営利目的で不特定多数のための社会利益を与える団体だそうです。普通の株式会社の運営方法と変わらないとのこと。
う~ん、とてもわかりにくい。
簡単に言うと、こういう事みたいです。
例えばラーメンを食べるにはラーメン屋にお金を払って食べますよね?
ただ、ラーメンを食べたくても様々な事情でラーメンを食べられない人のために、行政などから寄付金などをもらい、そのお金でNPO法人を通しラーメンを食べられない人に提供していく。
という感じで、行政と困っている人たちの間に入って非営利目的で活動している団体です。
株式会社だったら、余ったお金などは株主などに配布するところをNPO法人はその団体のために使わなくてはいけないし、その情報を開示しなければならない。
だから、基本的に人のためという意識の強い方が、このNPO法人保育園に務めているので割とベテラン保育士さんが多いように感じます。
ウチの子が通っていた3歳までの小規模保育園はNPO法人の保育園でした。
いま思い出すと確かにイベントなどで来てくれる方々はボランティア団体が多かったし、卒園生もしょちゅう遊びに来ていたので、なんというか保育園自体が児童館っぽいというか、そんな雰囲気でした。
企業運営保育園
昨今の待機児童問題もあり、急激にこの一般企業が運営する保育園が増えた印象です。
なので比較的新しい保育園が多く発想が柔軟なので、園によって、より特色が強く出ているのが特徴です。
当然、設立して間もない所もあり保育方針がまだ洗練されていないというデメリットがありますが、みんなで意見を出して作り上げていけるので、運営面で参加できるというメリットはあると思います。
ウチの子が合わなくて半年で転園してしまった保育園がこの企業運営保育園で、創設してまだ1年しか経っていなかったのでみんな手さぐりだったのでしょう、一度に半分の保育士さんが辞めてしまうというような事がありましたが、そのあと何年かしたらある程度満足できる保育園になっていったという保護者の話を聞いたので、合う合わないは、入ったタイミングもあると思います。
実際、そこの保育園は英語教育に力を入れていたみたいで、毎週外国人講師が来て教えてくれていたそうで英会話教室に行く必要がなくなったとのこと。
うらやましい限りです。
まとめ
以上が公立と私立の違いになります。
あと補足として書き足すと、保育料はどこも変わらず私立なら園によって入園前に買い揃えないといけない場合があります。
保育時間は私立の方が夜遅くまで預かってくれるところが多いです。
その際は別途月締めで延長保育料を払います。
保育方針は、公立が市区町村の定めた内容で園によってばらつきが少なく、公務員として待遇も良く安定しているので長く務めた保育士さんが多く安心して預けることが出来ます。
私立はどこに力を入れるかで特色が出ます。
習い事などを保育時間が終わった後に施設内で行っている事があるので移動などの手間が省ける場合があります。
保育施設は園によって様々ですが、公立の方が広い傾向にあります。
ただ、昔ながらの私立の場合は離れたところにも園庭みたいなところがある場合もあるので、気になる保育園は見学をおススメします。
保育園といえど運営する団体によって様々な特徴があることがわかりました。
ウチの子はすべての団体の私立保育園に通っていました。
私自身は都内の公立保育園に通っていました。
公立、私立ともにいい面も、あまり良くない面もあり正直、これが正解というのは無いのかもしれません。
私も実際、子供を通わせてみてどの保育園に通わせたら、こう育つというのはわかりません。
ただ、はっきり言えることは男の子は園庭が広い保育園の方がいいなと思うくらい笑
あと確実なのは、近所のおばさんやママ友の保育園情報を参考にすることでしょうか。
ただ、おばさんは新しくできた保育園の情報は少ないので注意が必要ですが。
もちろん、行きたいと思っている保育園に確実に入れる訳ではありませんが、やはり気になる保育園は事前に見学に行くことが大事だと思います。
ウチの子は運動をいっぱいさせてあげたい、習い事をさせてあげたいなど色々あると思いますので、焦らずじっくり選ぶのをおススメします。