温泉って、なぜあんなに気持ち良いのでしょうか?
旅行先などで入る温泉は身体の芯からポカポカあたたまり「やっぱり温泉は最高だな〜」と感じさせてくれます。
日頃、仕事などで疲れがたまってくると、
「ゆっくり温泉でも入りたいな」って気分になるし実際入ると、気持ちまでとてもリフレッシュ出来ますよね。
猿やカピパラでさえ、まったりと気持ち良さそうに
温泉に入っているのは皆さんもご存知の通り。
温泉ってやっぱり、おウチで入るお風呂とは何か違う。
そう感じている方も多いかと思いますが、
実際、おうちで入るお風呂と温泉では何がどう違うのでしょうか?
茶色や白色などの温泉ならわかりますが、
まったく色が付いていない透明な温泉でも、
家風呂とでは気持ち良さが全然違います。
なぜ、私たちの身体は温泉を気持ち良いと感じるのでしょうか。
めったに温泉には行けないよって言う場合、
家のお風呂で温泉を再現できるものなのでしょうか?
検証していきたいと思います。
なぜ、お風呂に入ると気持ち良く感じるのか3つの理由
まず温泉、おウチの風呂関係なく湯船に浸かると体にとても良い効果があります。
疲労感やコリの解消
身体が温まることによる血流の増加で、体に酸素や栄養が豊富な新しい血が流れ、
疲れの原因である疲労物質や老廃物を回収して疲労感を抜いてくれます。
また、コリの原因である血流不足を解消しやすくしてくれます。
疲労感が解消されるだけでグッと気分が良くなりますよね?
シャワーだけだとなかなか効果が期待できないのは皆さんも実感されていると思います。
重力から解放され身体がリラックス状態になる
なんと、お風呂の中では水圧により体重が十分の一に減るんだとか。
その効果で筋肉や関節などが重みから解放されて全身がとてもリラックスした状態になります。
また、末端の血液が水圧で心臓に戻されるので、むくみなどの解消にもなります。
脳にもいい影響
血流が増える事により、脳細胞にも新鮮な血液がよく行きわたり、脳が活性化します。
身体がリラックスして脳も活発になっているので、
心身共にとても前向きな状態で物事を考える事が出来るようになります。
寝る前に布団に入って考え事をするよりも、
お風呂に入っている時にした方が効率がいいし、夜ぐっすり眠れますよね。
考え事はお風呂の中でするという方が多いのも納得です。
だから、冬はもちろん夏の暑い日でも湯船に浸かる効果はココロにも体にも絶大なんです。
なぜ温泉は湯冷めしにくい?
温泉に含まれている成分が皮フに浸透することによって皮膜のようなものができるようなんです。
その効果で、家のお風呂よりポカポカが長いこと続くようです。
特に海の近くの温泉は塩分が多いので、湯冷めしにくいんだとか。
成分の違いによる効能
単純温泉
代表例
- 下呂温泉
- 湯布院
- 道後温泉
お湯に含まれる成分が薄い温泉を単純温泉と呼ぶそうです。
刺激が弱いので老若男女安心して入れます。
不眠症やうつ病など、精神的に疲れている場合には効果的です。
塩化物泉
代表例
- 熱海温泉
- 白浜温泉
- 城崎温泉
湯冷めしにくい塩化物泉は、身体を温め続けてくれるので筋肉の緊張緩和や血行も促進して、
長い時間、気持ち良いと感じる状態を保ってくれます。
硫黄泉
代表例
- 万座温泉
- 登別温泉
- 吹上温泉
あの卵が腐ったような独特な臭いが、日常では味わえない温泉気分にさせてくれますね。
硫黄泉はまさに万能薬と言われるように様々な効果をもたらしてくれます。
強い殺菌効果で慢性的な皮フ病や毛細血管を広げてくれるので、動脈硬化やしもやけにも効果的。
痛風や便秘の改善にも効果があります。
また飲用すれば、インスリンの生成を促す効果もあるので糖尿病の方にもいいんだとか。
個人的にも一番好きな温泉です。
気持ち良さには標高も関係があった
基本的に標高が高ければ気圧が低くなり、その影響で血液の循環が良くなります。
その状態で温泉に入ると、より血流が良くなり気持ち良く感じやすくなるんです。
飛行機の中でお酒を呑むと酔いやすいと言われているのと同じ理由です。
温泉の気持ち良さと、標高の影響で普段より血流がいい状態での入浴は相性バツグンなんですね。
標高の高い温泉で有名なのは、軽井沢や万座温泉ではないでしょうか。
どちらの温泉も入った事がありますが、とても気持ち良かったのを覚えています。
温泉地ランキングでも上位人気なのはうなずけます。
入浴剤で温泉を再現できるのか
皆さんご存じのにごり湯タイプや臭いが温泉を感じさせてくれるものなど、
入浴剤は様々ありますよね。
ただ結論から言うと、入浴剤と本物の温泉では成分の濃さが違います。
家庭のお風呂200リットルに対して入浴剤は30グラム程度ですが、温泉は1リットルに対して1グラムだそうです。
まったく違います。
しかし、温泉の効果そのままを再現するのは難しいかもですが、
温泉の香りや色、湯ざわりなど、たとえ入浴剤であったとしても十分楽しめるはず。
スーパーや薬局ではなかなか手に入らないものあるし、まだ試してないものがあるのも事実。
ここでは温泉の専門家郡司勇さんが比較検証して良かった入浴剤上位3つを紹介していきたいと思います。
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村上商会の「湯の素」は硫黄を主成分にして「家庭に居ながら温泉湯治ができる」と宣伝しています。
「温泉と言ったらやっぱりイオウの香りが一番テンションが上がる」という方におススメです。
キャップ一杯の液体を混ぜると乳白色の色とともにイオウの香りが一気に広がり、
「本当に温泉に来たのではないか?」という気分にさせてくれます。
肌の保湿効果も抜群でポカポカと温浴効果も期待できます。
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那須高雄温泉から採取した100%天然成分の湯の華。
入れると乳白色に変化したお湯からは硫黄に臭いがしっかりとして、成分も天然100%なので、
温泉チャンピオンの郡司勇さんも高く評価したようです。
保湿力もあり温泉気分を味わえます。
みょうばん湯の里 【医薬部外品】薬用湯の花8回分 入浴剤 10g×8パック 新品価格 |
こちらはティーパックタイプの入浴剤で、温泉は好きだけどイオウの臭いが苦手という方におススメです。
入れると少し黄色に変化して、ほんのりと温泉由来の温もりを感じる香りがします。
保湿性、保温性も申し分なく臭いの刺激が無いので使いやすいのではないでしょうか。
今はなかなか温泉に行くことは難しいですよね。
入浴剤は温泉を完全に再現できなくとも、臭いや色、保湿性や保温性などの効果は期待できます。
おウチのお風呂から温泉の香りがするだけで言った気になれて、非日常体験ができるのはありがたいですよね。
皆さんもぜひ一度、試してみてはいかがでしょうか?