子育て

保育園に行きたくないという年長の子供、その理由は?

あんなに毎日楽しそうに保育園に通っていたのになんで?

年長クラスの息子がある日の朝から突然、起きたことの無い時間に起きだし、泣きながら保育園に行きたくないと言いだしました!

保育園でのトラブルなどは無かったので、どうしてなの?

なぜ突然と、妻と理由がわからずに困っていました。

そんな日が何日か続き、ある日ようやく行きたくない理由を言ってくれました。〇〇君にぶたれるのが嫌だから保育園に行きたくないと。

妻と、一度担任の先生に相談しようと決め、うちの子がいまこの様な状況で〇〇君にぶたれるから嫌だと言っています。と打ち明けました。

その担任の先生は、〇〇君とは遊びの延長で叩き合いになることはあるけど、いつも楽しそうに遊んでいますよとの素っ気ない返事。

妻も、わたしも〇〇君が原因じゃない気がするという始末。

いよいよわからなくなりながらも子供は相変わらず、朝の行きたくない病は続いている状態。

どうしたもんかと考えていた時、

ふと、週末に通っている美術工作教室のことが頭をよぎりました。

そこでは、簡単な絵を描かせていたのですが、色使いや描いた物の大きさや位置などで深層心理みたいなのがわかるそう。前にうちの子が書いた絵を見て家族のことをこんな風に心の中では思っていますよ、とか教えてくれていました。

泣きだしてから数週間経っていて、その間にも美術教室に通っていたので描いた絵などに何か出ているかもしれないと思い、先生に朝泣いていることなどを打ち明けて「絵に何かでているでしょうか?」と聞いてみました。

描いていた夕方や夜の絵を心理を指摘される

先生は「描いた絵が本当にヤバいと思ったらその都度指摘するので大丈夫ですけどね。」といい、最近描いた絵を確認してくれました。

「う~ん、これぞ上の子っていう我慢の効いた色使いはしていますが、特にこれはヤバいっていう絵はないですよ。

ただ数枚、夕方や夜の絵を描いていますがこれを描く心理は不安な事などが心にある場合が多いんですよ。なにか不安なことがあるんじゃないですか?」と指摘してくれ、

「実は年長クラスの子で卒園まであと数か月という時に、今まで全然泣いたりしなかった子が急に泣き出すことってたまにあるんですよ。」と。

さらに詳しく聞くと、「小学校に入ることが大きなプレッシャーになって不安になってしまうことが多いんです。

実はこれ、親に、もう小学生になるんだからこれくらいやりなさいとか、小学生になったらこれくらい出来なきゃダメだよと言われると、それをプレッシャーに感じ、心に大きな不安をかかえてしまうことがあるんです。 心当たりはないですか?」と言われ、ハッとしてしまいました。

私たち夫婦は励みになればと思い、「もう小学生になるんだからなんでも一人で出来るようになろうね」や、ぐずったりしたら「もう小学生になるのにそんなこと言っていいのかな~?」など何かにつけ小学校というフレーズを使い子供に注意をしてきていました。

そのことを先生に話すと、「それはもうNGワードです。それ、今日からやめましょうか?笑」と言われ「敏感な子は小学校に入ることが不安になるので、楽しい所なんだよ~というのを言ってあげた方がいいんですよね。給食楽しみだね~、友達出来るの楽しみだね~とか」

夫婦で反省

そのことを家に帰ってから妻と話し、夫婦でとても反省しました。

よかれと思ってかけていた言葉たちは子供をとても苦しめていたこと。

小学生という枠組みに、わが子を押しこめ型にはめようとしていたこと。

小学生だからとかではなく、子供の成長に寄り添うべきだったこと。

同じように親である自分たちも苦しんでいたこと

この問題で、思い出したことがありました。

まだ私たちが親になりたてで、何をするにもうまくいかなかったあの時。

こんなことも出来ないで、自分は親にむいているのかなと思って苦しんでいた、あの頃の自分たちみたいに今わが子を苦しめていた事実。

現実を直視せず、家事も育児も完璧に100点を取ることが親であり正解だと思っていた過去の自分たちみたいに、子供にもそうさせようとしていたこと。

それ以降、先生に話してもらった日から私たちは絶対言わないように気をつけました。

ありのままの子供を受け入れ、何かできないことがあっても、寄り添い共に成長していけばいい。

そう思えるようになりました。

それから時間はかかりましたが、少しずつ泣くのが減ってきて、今では小学校に入るのをとても楽しそうにしています。

これから先も、子供の成長に合わせ一緒に頑張っていくべきだと、そう思わせてくれる出来事でした。

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  • この記事を書いた人

しげる

WEBライター&専業ブロガー、ブログ歴4年以上の40代。 Yahooに掲載されている大手メディア2社で毎日記事を執筆! その知見を活かして日常においても「人の役に立つ情報」を提供している。 一男一女の子育て中で東京在住。

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